面談も楽し

 末っ子は 高校3年生だから、もう 先生との面談も 
残す所 1回あるかないかというところだろう。
25年前 娘が幼稚園だった時、初めて経験し、それから 4人目まで 毎年 あった面談。
それが、もう 今年 最後なんだなぁ・・・(しみじみ)
同じ時期に、3人〜 4人が あった頃は、うっかりしてしまい 
忘れてしまっていて、先生からの電話で 大慌てで出かけて行ったこともあったっけ。

 小学校までは、子供抜きだったので、面談の間 
下の子の面倒を見るのは、大きい子の役目だった。
中学校に入ってからは、三者面談になった。
扱いの難しい年頃の我が子が、先生の前で 
どういう態度で どういう話をするのか?
心配よりも 楽しみ気分のほうが大きかった。

 中学のころは、態度が内申書に ひびいてくることを、よくわかっていたので
緊張気味の子供たちだったが、高校生ともなると 態度がデカイことったら〜
特に 1年 2年は ひどかった・・・
先生が熱弁中
「わかってますから 先生 もう 終わりにしてください」
と言って 先生を怒らせたのは 誰だ!
面談が終わると、足で椅子を けっとばし、ガタンと大きい音をたてて 机の下にしまい(?) 
エラソウに 出ていった反抗期の息子。
唖然としている先生に、母は 苦笑しつつ 平謝りだった。

 高校3年になると、目標校も決まっているし、勉強するっきゃない状態になってくる。
そういう頃の 面談は、子供も めんどうだったらしく、ブツクサ言うので
「無農薬の大根に おねぎもつけて あげるから、面談は カンベンしてくださいって 
先生に 言ってみたらぁ〜」
とふざけて 息子に言うと、ほんとに 先生にかけあったのだそうだ。
学校から帰ってきて、「先生が、大根もおねぎも もらうけど、面談も絶対 やるってさ」
と言うではないか・・・
面談に向かう車の中、採ったばかりのおねぎが プンプンに臭っていたことは
忘れられない愉快な思い出だ。


 つい先日、末っ子の三者面談が あった。
2年の時と 同じ先生だ。
「3年になって 猛勉強を始めたので、びっくりぎょうてんしてます。
これまで ゼンゼン勉強してなかったということもあるので、
こんなに成績があがりました」
と 通知表を見せてくれた。
息子は、
「そんな あがってないでしょっ〜期末なんかの勉強してないから」
と淡々としたもの。
大学入試に 照準を合わせて 勉強しているらしい。(と思っているらしい)
実は、私も通知表は さらりと見るだけなので、
あがっているのかどうなのか よく わからなかった。

 30分間の面談が終わりに近づいた頃、
先生が、
「お渡しするものがありました。持ってくるの忘れたので ちょっとお待ちください」
と 教室を出ていかれた。
そして、持ってこられたのは、2年の時の通知表。
あれっ(・_・?)どうして 2年の時の通知表が、先生の所にあったんだろ?と思っていると
先生が 説明することには〜〜
教室のリサイクル箱に、こんなものが入ってました・・・と生徒会の人が 届けてくれたのだそうだ。
「だめなんですか? ドロドロにされて リサイクルされるんでしょ?」と息子。
「ドロドロにされるけど、こういうものは 個人情報保護条例に ひっかかるから 学校では受け取れないんだよ。もし 捨てるんなら 家庭ごみにして」
と 3年の通知表の横に 並べ
「ほらほら すごく あがってるじゃん」と 笑いながら言われた。

 (恥 掻き捨ての) ちょっとした旅をした2年の時の通知表。  
通知表がその子のすべてを表しているわけではない。
どんな通知表をもらってくる息子でも、私たちにとって 大切な 
他の子供と同じようにかけがえのない存在。
面談の笑える思い出を またひとつ増やしてくれた。


                        (2004年 8月3日)
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