ワ行

    わが恋う人は(上下) 遠藤周作著

 最後 別々のところで死を選んでしまう2人。
そうさせないで どろどろした生を生きる姿を描いて欲しかった。
                                        (2014)

 
    「わたしはここよ」  河野裕子著
 
 歌人
「過ぎ去りし、歳月の中の、子らのこゑ お母さん、お母さんとどのこゑも呼ぶ」
 両親を亡くして、この世の足の踏み場が、こんなにも頼りないものであったかと沁みて思う。
うまく言えないが、この世で父母だけがほんとうだったと思う。ほんとうという以外にどんなことばがあるだろう。(抜粋)
 
我らが隣人の犯罪  宮部みゆき著

 短編集。
特に 本のタイトルにも なっている「我らが隣人の犯罪」は、長編のような楽しさがある。
主人公の子供といっしょになってドキドキする。
どこにでもありそうで だれでも思ってしまう共通のものがあるからだろう。


                         (2005. 11)