家が壊される

 今月末には引越しをし、 その後すぐに家を解体することになった。増築しようとした部分の基礎は使えれば 使いたいと思ったが、現在の家の基礎の高さに合わせてあり、新築をお願いしてある会社のやり方と基礎が違うんだって!
 もう、壁をはじめとして注文済みで 次の日から建て始めることになっていたので、捨てることになってしまったものがかなりあり、その額 300万円ぐらい。水道などの配管もすべてやってあったのだが、それもムダとなってしまった。なんともはや・・

 8月26日。
20年前 家を建ててくれた建築会社の本社の人が、この前訪れた人と共に みえた。残暑が厳しい日だった。
 住宅部門はこの10月で撤退する、その前に示談ということで話をつけたいということらしい。
 この人達がみえる前、夫は「演説するぞお」と言っていたとおり 思いのたけをぶちまけた。
 どんな思いで家を建て、メンテナンスにどれほどお金を使い気遣いしてこの家を大切にしてきたかを。


 「これから40年位 生きるつもりでいるが、その間 自分がやったことで気を病みたくない。誠心誠意 この処理にあたる」というようなことを言ってくれ 私たちの思いは通じたと思ったものだ。とはいえ、保障期間はとうに過ぎているので、金額は期待できるものではなさそうだが。
 全回と同じく、お寿司の上をとり、一緒に食べた。
お昼時になればお腹がすく。どういう用件で来てくれたにせよ おもてなしをしたくなってしまう私達。焼津は魚の街だ。
「おいしい〜」と言ってくれて 素直に嬉しかった。
「本当は、焼津の街を案内したいところだけれど・・」と夫。
恐縮そうにしているふたりを、駅まで送った。
 別にこの人たちが、現場責任者ではなかったのだもの。たとえ、そうであったとしても、罪を憎んで、人を憎まずだ。

 平行して、新築に向け間取りから始まって、外壁や内装などの計画は、着々と進んでいる。
 いつか必ず来ると言われている東海大地震で倒壊しない家であることが 第1条件なので、それ以外のことは 結構冷めた気持ちであまり迷うこともなく さっさと決めている。
 襖やクロスなど、シンプル路線を貫いている私に夫が言った
「少しはおしゃれに飾ろうよ〜」と。

 金額提示期限まで あと10日!期待はできないといいつつ、実はおおいに期待し 楽しみにしている。


                       2002  9. 9
 
(写真をクリックしてね)
捨てられる日が近い
増築予定部分の床
の取れるところを取り
リサイクル
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