ニューバージョンオレオレ詐欺?!

 「モシモシ・・・」
「ずっと 会いたかった・・・」
「・・・・だれか わかるでしょ?・・・」
と、(思いつめたような)男性の声。
「ヽ(。_゚)ノ ヘッ? いえ わからないです。」
「会いたくて たまらなかった・・」
「・・・・??・・・あのぉ 間違えてません? どちらにかけてます?」
「○○さん(姓)でしょ・・・」
粘り強かったり テープに吹き込んであるかのようなセールス電話も 
相変わらず 多いので、電話に出た時 名のらないことにしている。
名前は 確かにあっているが、だから 知り合いとは言えない。

「会いたいとずっと思ってた・・ えっ わからない?」
「そう 言われてもわからないです〜あのぉ どちら様ですか?」
「長いこと会ってないからねぇ。結婚前からだから・・・」
「同級生?」
「違う・・ほんとに わからない?」
「そんな前なら 声も変わっているだろうし わかるわけないですよぉ」
「キミの声は 変わってないよ」
「・・・・・????」

堂々巡りだったので、
「電話 切っていいですか?切りますね」と言うと 無言だったが 受話器を置いた。
電話を切って しばらくしてから思ったのだが
あれほど 言われれば、過去をたどり
「もしかして ×× さん?!」と 思わず 言ってしまう人があるだろう。
思い当たる人があればだけれど!
すると、男は その××さんに なりすます。
想像力を 総動員して 考えてみると〜〜〜〜
「お元気でしたか!」と懐かしさでいっぱいになって 聞くと
「実は リストラに遭って・・・」だの「病気で入院中」だのと 言う。
そう言っても 不思議に感じないほどの 元気じゃない声で
最初から 話していたし。
次は お決まりの〜お金を貸してほしいとなる。
貸してほしいと言われたら、 貸してあげたくなるほどの思い出があれば
言われた口座に振り込む人も 100人にひとりぐらい いるかも。

最初のオレオレ詐欺は、寂しい一人暮らしの高齢者を狙ったものだったが
これは、中年の主婦がターゲット。(に 違いない)。

総動員した想像の中には、もし こちらで「××さんですか?」と聞いた時
××さんでは ないときっぱり 言った場合・・という回路もある。
その時には、会いたかったというのは 本心だともとれる。
しかし、私の過去の知り合いの中で、 突然電話してきて 名前も名のらず
あんなことを言う人は 思い当たらない。
いないと思う。
・・いえ いない・・・たぶん・・・

中年の主婦の皆さん くれぐれも お気をつけて!
「△△さん?」とでたらめな 名前を言って 確認するっていう手もある。
甘いことばに 慣れてない方 久しく言われてない方は 特に用心してね。
実は 私も ちょっとばかり 一瞬 ほんわかいい気分に なってしまったけれど
現実に立ち戻らせてくれたのは、ちょうど折りよく 左手に持っていた自分の証明写真だった。
写真を撮ってきて、指定サイズに合わせて 切っているところに
電話が かかってきたのである。
話しながら くたびれた逃亡犯のようなその写真を
腕を伸ばして(老眼じゃい)ちらちら 見ていた。
舞い上がりそうになる自分を ひきずりおろすには 十分なほどの迫力ある現実の私が
にらんでた。。・゚゚・(>_<)・゚゚・。


                             2004年 6月5日
 
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