気力がありません・・鬱 ウツ うつ


 気力がなくなる、鬱にはいりこんでしまうのは何よりも一番つらく大変なことだと思う。
なにもかもが嫌になり死にたいとまで考えてしまうのだ。
 
 しかし、更年期障害のそういう症状が原因で、自殺してしまうという話はあまり聞いたことがない。
願望があっても 実際に決断できないということか・・
40代50代の男性の自殺者は、多いというが。

 男性にも更年期があるらしいが 女性のようにクローズアップされることは少ない。
この年齢の男女の場合、社会的にとか家庭の中で経済的な責任というものの違いが大きいだろう。
それだけでなく、夫に言わせると、女性は子孫を残さなければならないという生き物としての使命があるから、したたかで強く造られているんだって。


 私も気力がわかず、ふとんをかぶって寝ていても、おいしそうなシュウクリ−ムを眼の前に出されればとびつく。4人の男どもを残しては絶対死ねないとは思う。
食事の支度さえやる気がない時もあるが、なんとか手抜きしてでも作らないと 家族が飢えると思えば仕方なし ビールでもひっかけ助走をつけて台所に立つ。
 
 私より少し上の友人は、顔のほてりも時々あり、気力もなくて困ると言いながら 地域でボランティアをやったり、なにかの集まりの時には手作りのお菓子を持ってきてくれたりする。
 
 気力がわかない時は、食べたい物を食べ、ゆっくり休み どうしてもやらなければならないことは、感情は抜きにして体を動かしやるしかない。なかなか、それが難しいのだが・・やっていれば、またやる前とは少し違う状態になることもある。

 気力がわかない自分をせめてはいけない。「体が変わっていく時なんだから、更年期なんだもん仕方ない。今にしっかり変わりきってしまえばまた元気ななれるさ」と、無理にでも考えることだ。
真面目で几帳面な人の方が症状が重いということを聞いたことがある。少々の脱線有りの不真面目路線で行ったほうがいいようだ。とはいっても、真面目な人が、不真面目に考えるのは、これまた大変なことだ。
思わないようにしようとしても、考えないようにしようとしても、心は勝手に思ったり考えたりしてしまうのだから。

 
 いつかのテレビで、更年期障害の症状を質問に答えるかたちで点数にし、何点以上だと婦人科に行った方が良いというのをやっていたので、私もやってみた。
驚いたことに病院に行った方がいいという点数よりはるかに下だった。
しかし、「気力が なくなる」ということでは、病院に行ってみようかと真剣に思うことが時々ある。

 過去の積極性をひけらかすわけではないが、前は パッチワークや刺繍、編物、ネクタイ作りをやったり、お菓子は勿論パンを焼いたり、お味噌も作っていた時期もあった。
今は、お菓子は 最近になってたまには作るようになったが、それ以外は、やる気皆無。飽きっぽい性分だということで自分の中では無理に納得させてきたが、これがもしかして更年期の障害で、ホルモン療法により以前のように積極的&活動的な姿を取り戻せるとしたら、こんな素晴らしいことはない。
どこの病院にしようかとタウンページ広げて考える。でも、とりあえず食事のしたくしなきゃあ・・・そうこうしているうちに いつも行きそびれてしまう

 多かれ少なかれ、この時期の女性はせつなく、つらい思いをしているのではないだろうか。結構なが〜〜いこの時期を なんとか少しでも軽やかな気持ちで心豊かに過ごしたいものだ。
そう思ったすぐ後で、「心豊かに」って、どういうことなの?と考える。(やっぱり 根が真面目なのかなあ。)

 更年期だから 心の動きに敏感になっているのだとしたら、この際とっぷりつかって これからの生き方を考えることはいいことなのかもしれないと開きなおってみたりする。
ここの乗り越えかたで、死までの行き方が変わってくるということはあるだろう。
「おちこんで悩んだりはしないのかもしれないが、人の心の動きに鈍感で、自己中心的なオバタリアン」にだけはならないように気をつけたいものだ。 


                         2002 6. 1

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