懐かしの清里
吐竜の滝、カメラマンの邪魔にならないように・・・ このあと、私が助手席に乗ると車が勝手に動き始めた!・・あわてて夫がのりこみブレーキを踏んだ。私はおおさわぎしていただけ!! おいしい学校



 新婚旅行で行った場所へ、結婚して30年弱たち訪れた。
そこは、新婚旅行のメッカとよばれるような、温泉地でもないし、もちろん、外国でもない。私達らしいではないか!?・・すぐお隣の県
の清里♪

 ちょうど 結婚記念日が土曜日だし、泊りがけで出かけられない理由が幸いない。
三男の県中部高校学年別テニスの試合が 2日にまたがってあることと 私が民生児童委員として公民館祭に参加する予定もあるにはあったが。
 三男は「今回は、優勝できるような気がする。もし準決に残ったら、見にきてもいいよ。」と、これまで ただの一度も言ったことがないことを言う。
 準決は、二日目だというし、まさかっ残るはずないと内心 思ったので、「もし 残ったら、帰ってくるよ!」と言っておいた。
夫が、「おいおい!!」と言う顔で、こちらを見た。
 後者も、迷う理由には程遠く・・・(ごめんなさい)

 ところで、思いがけなく・・と言ったら申し訳ないが、息子は、決勝にまで残り、準優勝だった。

 
行き先と、出かけた月日が同じで、隣に座っている人も、だいぶ老けてきたにしても同じ人なので、話はしばしば昔にふっとんだ。
 あの日は、結婚式が終わるとすぐ、みんなに送られて、夕方出かけた。
モスグリーンのサニーが動き出すと、友達がいたずらしてつけた、いくつものひもつきの缶が、カラカラ音をたて、おかしいような恥ずかしいような、旅立ちの時だった。
 
 国道52号線から、数百メートルのところにある実家に寄ったっけ〜
家族はまだ 結婚式から帰ってきてなく、ガラ〜ンとした部屋には、母が炊いたお赤飯があった。
 お赤飯のおむすびを作り、ブーケをこたつの上に置いたことを覚えている。
 「松原湖でボートに乗って、ボートの上でそのおむすびを、食べたんだよね。おいしかったなあ」と夫。
「私が、結婚して最初に作ったご飯は、おむすびだったんだねえ」と私が言うと、夫は、大きくて丸い感じのおむすびで、手際よくさっさと作っていたと細かいことまで覚えていてくれたのには驚いた。

 山梨県にはいるころになると、車のラジオを合わせないとガーガーいうので、CDを聞くことにした。昔は、トワエモアのテープだったと思う。今回は、まず、ビートルズ そしてサザン・・・それらが、車の中に置きっぱなしになっていただけだったのだが。
 これらも、しばらく繰り返し聞いているとあきるので、韮崎の小さなお店に寄り、それぞれにアルバムを購入する。
 夫は、さだまさし、私は中島みゆき。結構、今の車(クレスタ)は音響がいい。ボリュームをあげ、知っている歌は,共に歌った。

 朝 8時過ぎに家を出て、昼には昼食予定地の須玉にある「おいしい学校」に着く。
ここは、元は学校だったのだが、今は レストランや体験工房、資料館や地元の産物の販売所もある楽しめるところだ。
 雑誌やTVで紹介されていたのを、夫が見て、行ってみたいと思ったようだ。ここで、お奨めパスタランチをいただく。なかなかのおいしさ!
とにかく、旅に出たときは、その場所場所の料理が、最大の楽しみだ。
 昔は、おむすびであろうとなんであろうと良かったのだろう。一緒にいられるということが、ただただ嬉しい時代だった・・・・
 
 
というわけで、泊まるところも、ネットで見ていたら「料理自慢のペンション」というキャッチフレーズが目に留まり、即座に決めてしまったのだ。
清里にある「ゆい」というペンション。(http://www.interq.or.jp/happy/yui/)
 初めてペンションに泊まり、隅々にまで、ご夫婦の細やかな心遣いが行き届いていることには感動した。ここを愛し、ここを訪れる者をもてなそうとする気持ちがあふれていた。
 夕食中 私は少し気分が悪くなり、デザートが食べられなかった。
心配し、朝 具合を聞いてくださり、朝食後には、元気を取り戻した私の前に、そのデザートを差し出してくれた。ホテルや旅館では、ここまでの気遣いは、期待できない。

 夫は、盲学校に勤務していたことがあり、そのとき覚えたらしく、指圧が上手だ。
胃腸の働きを活発にさせる指圧をしてもらった。そのお陰で、すっかり具合がよくなった。

 二日間、気の向くままに、萌木の村のイベントを見たり、吐竜の滝、清泉寮、美し森などに行き、いつものようによく食べ、飲み、歩いた。きょうは、筋肉痛!

 独身だった年数に数年たさなければならないほどの年数を、夫と共に歩いてきた。
「あっ という間だった!」という気がするが、そう言ってしまうのはもったいない気がするし寂しい。

 新婚旅行のときは、一緒にいて不安だった。車の運転が、ではない。
夫のことは、尊敬し大好きだったけれど、自分のことは嫌いだった。自分が嫌いな私を好きと言ってくれても、「本当の私を知らないからではないの?」と思ったものだ。
 家事は、全然できない〜と言うと、「食べ物は、とればいいし、洗濯はクリーニング屋さんに出せばいいし、掃除なんてしなくても死なない!」と非現実的なことを言っていた人。そんなわけにはいくまい・・・と心配だった。

 今回も、そのときと同じように、助手席に座っていた。不安だったのは、夫の運転だけだった。眠くなりはしないか・・疲れないか・・・などなど。
 夫を大切と思うくらいに、自分のことも大切に思えるようになっている。これからも共に歩むことに、なんの不安もない。

 
                           2002   10. 28
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